夜思比売の栞 春の窓 安房直子ファンタジスタ 安房直子


春の窓 安房直子ファンタジスタ 安房直子

2008.12.04 *Thu*
春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫―ホワイトハート)春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2008/11/04)
安房 直子

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ホワイトハート文庫から安房直子!?という驚き情報が記憶に新しかったので読んでみた。児童書で有名な方です。
意外と正しいかもしれない……とおねいさんも言っていましたが、はい、確かに。うまいことやったなぁという感じです。
内容同じでも、子供用の大きな文字の本は、やはり今は読めない!のですよ。読みにくいし、子供のものだと思って読んでしまうし。
なので、こういう短編集みたいな形式でまとめてある、しかも文庫というのはよかったなぁと。

作品たくさんある作家さんなので、多分子供の頃に絶対1冊は読んでると思うのだけど、さすがに記憶はない。
でも読んでて、懐かしいというか、雰囲気がぴたりとはまるというか、とても馴染めました。きちんとした童話でありメルヘン。
グリムとかイソップとか日本昔話とかは、やっぱり遠い話だし。それはそれで面白かったけど、思わず話に引き込まれてしまうのは、そこにいるのが今の普通の女の子だったりおばあさんだったり男の人だったりするからでしょうか。
なんとなく立原えりかを思い出しました。

お気に入りは「黄色いスカーフ」「あるジャム屋の話」「日暮れの海の物語」「星のおはじき」「ゆきひらの話」ですかね。
なんとなく、主人公がどこかに出かける、飛び込んで行く、というよりも、主人公の元に不思議が訪れる、という形式が多いようです。異世界への扉を開くのではなくて、不思議はいつでも身の回りに転がっているのですね。
その不思議とのかかわりも様々で、さっと風が吹いていくような出会いから、ずっと心に残る傷のようになったりもするし、一緒に暮らすようになったりもします。
登場人物は、真面目に働く良い人ばかりなのに、どこか死の匂いを感じさせるような気がする……。死ぬ前に見てる夢のような、都合の良いきれいな作り事めいていて、深く考えるとちょっと怖い。
そして出てくる男の人たちは皆なんだかかなしそうなの。

「不思議なこと」があたかも「不思議じゃない」ことのように登場するだけで、こんなに印象に残るのかというくらいに楽しめました。
小さいものの色のイメージが鮮やかで、そこにぱっと引きつけられてしまいました。
一編一編が短いし、おすすめ。

ちなみに、お義兄さまにこの本がおもしろかったーと報告したら、「それって百合?」ときかれました……。
どーゆーことですか。私とは百合の話しかしないってことかい!とちょっと悲しくなりましたよ。
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COMMENT

はじめまして♪
遊びに来させていただきました。素敵なブログですね。

私も先日、この本読みました。
どうしてホワイトハート?と思いましたが、確かに文字の大きさ、これくらいがちょうどですね。おとなになったということかな…

確かに、登場人物は皆、どこか悲しい「死」の香りをただよわせていますね。
この本ではまださほど感じなかったのですが、『安房直子コレクション 恋人たちの冒険』では、それがかなり濃厚になった気がしました。男の人が、悲しそうな人ばかり。

色のイメージ、鮮やかですよね…うっとりしてしまいます。
特に「あるジャム屋の話」の鹿が描いたレッテル、見てみたいです。

トラックバックを送信してみたのですが、上手くできなかったのかな…(汗)何か手違いがありましたら、お手数ですが修正していただけると嬉しいです。
2009/09/25(金) 19:36:42 | URL | fallclover #SvKcs0as [Edit
Re: はじめまして♪
こちらこそ初めまして。こんな適当な感想しか書いていないブログにようこそです・笑

> 『安房直子コレクション』
は、私も図書館で見るたび、いつか借りてみようと思いつつ、中々機会がありません。
心が疲れてる時に借りてみようかな、とは思っているのですが。

> トラックバックを送信してみたのですが
こちらでは特に何も制限していないはずなのですが……・汗
私も他の方のブログにトラックバックしてみて、できなかったことが何回かあったのですが、未だに原因はよく分かってません!
いまだにパソは苦手ですっ。

またよろしければ遊びにきてください♪
2009/09/25(金) 22:58:02 | URL | 鳩羽 #- [Edit

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