時載りリンネ1・2 清野 静 夜思比売の栞

時載りリンネ1・2 清野 静

2008 07 30
『わくわくするような大冒険』がキャッチコピーであるように、個人的にはライトノベルのレーベルよりも、児童書コーナーに置いてある方が似合うと思います。
愛と友情と幸運。
大団円が約束された誰も傷つかない物語は、そちらからも拒まれるかもしれませんが……?

読んでまず思ったのは、これでリンネが物理的に本をむしゃむしゃ食べだして感想とか言い出したら野村美月の“文学少女”になってしまう!ということ。
リンネは本を摂取しなくてはいけない時載りなのに、活字が嫌い、というところが笑えて可愛いところでもあります。
恩田陸の“常野”一族にも確かに似てるかも。
主人公の無茶っぷりはハルヒの雛型のようでもあるし、久高はらぶひなのけーたろーのようでもあります(妹込みで)

というように、いろんな類似を思い出させるシリーズでした。

魔女っ子ものなので、変身して、でも悪を直接的には殺さないメルヘンなので、つまらないと思いつつも投げ出す決定打もなく、ずるずると読んでしまいました。

登場人物たちが軽いとか薄いとか、ラノベにおいてそれは死活問題じゃん?と思うことでも、だって小学生だし……と思うと何も言えなくなる。
まあ、多くの小学生はいろいろ悩んだりしないのかもしれない……。
でもあれだけの知識と人の思想を詰め込んで、あんなに明るいリンネ、時載りという存在が不思議でした。

リンネがやけにあっさりと、活字嫌いな訳を認めたところとか、もったいなかった。そこで引っ張らずにどこでこの先引っ張るんだ!
凪ちゃんの存在も謎すぎるので、その辺りが明かされて行くと面白いかもしれません。

ちょっとわくわく〜はできなかったかも。まぁ、ほのぼの、かな。

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