夜思比売の栞 深泥丘奇談 綾辻行人

All archives    Admin

07月≪ 2008年08月 ≫09月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2008'06.28 (Sat)

深泥丘奇談 綾辻行人

深泥丘病院とそこに通う推理小説作家の周囲で起こる、奇妙な話の連作集。
奥付が無かったり活字が大きめだったり。イラストがページ部分にちょこちょこ出てきたり、時々はっとするほど緋色が効いていて、装丁がとても凝っています。
このことからも、内容より雰囲気が売りなんだなって感じ。

奇妙で怖いんだけど、まったく知らない異質のモノが怖いという怖さではないです。
記憶があやふやな怖さと、直接的に死に至る怖さが背中合わせにあって、読者をはらはらさせてくれます。
目眩がよく出てくるので、なんとなく京極堂シリーズに出て来る関口の書きそうな話だな〜と思ってたら、京極堂が出てきたw(゜Д゜)w
作者の手の内でした。

連作なので、どことなく前の章の話を続けながら、でも解き明かされることなく。結局ループで終わってしまいます。少しストレス。
主人公が奇妙な体験の記憶を無くしていき、境界がどんどん曖昧になって、気味の悪い集団に取り込まれてしまっているのもまた、どうでもいいといえばどうでもいいのですがね。

前半の方が純粋に怖くて、後半に行くとちょっとレトロでグロい感じ。
最初辺りの方が、現実的で尚且つ古い民俗学的な風習が気味悪くて、おもしろかったんです。


綾辻行人
Amazonランキング:111541位
Amazonおすすめ度:

タグ : 綾辻行人

22:36  |  本の感想  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://nanadears.blog102.fc2.com/tb.php/588-ff539be6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |