ぼくには数字が風景に見える ダニエル・タメット 夜思比売の栞

ぼくには数字が風景に見える ダニエル・タメット

2008 03 31
サヴァン症候群とアスペルガー症候群、二つの症状を併せ持ったダニエルの半生の手記。

サヴァン症候群は昔の人なら映画「レインマン」で知ってるらしいけれど、私の年代だと「戯言シリーズ」の玖渚友というと解りやすいかもしれません。青い髪で絶対停止な人です。
黄昏の賢者≪サヴァン≫というのもいますが、そもそも≪サヴァン≫というのは、フランス語で「学のある」という意味らしいです。てっきり賢者はサヴァン症候群だと思っていたので、誤解が解けました。

というように、サヴァン症候群、アスペルガー症候群、あと自閉症。高機能自閉症、なんて言葉もよく目にするようになりましたが、いまいちよく解らないのです。この本を読んで解るようになったか、といわれたら、あんまり〜答えるしかないのが情けないですが、あとがきに少し解説がついていました。読書案内もついていたら親切かも。
何より、本人が書いているということからくる解りやすさがあったと思います。
抽象的な思考が苦手、とのことから、数字や形や色で例える部分が多々でてきますが、それもまったく理解できない感覚ではなくて、当たり前ですが、同じ人としての考え方感じ方を持っている、ということに気づけます。
サヴァン、というと、天才、というイメージがあったけど、サヴァン症候群自体はそう珍しいものではないようです。脳に損傷を負ったり障害があったりしたときにそれを補おうとうする脳の働きで、結果的に普通の人にはできないような計算ができたりするらしい。ただそれを、すごい能力、として生かすにはあまりにも肉体的精神的な疾患があり、表に出てこないみたいで。

軽度の自閉症なんかだと、大人になるまで気づかれないこともよくあるらしいですね。変わった人とかわがままだとか評価されてるのだとしたら、むごいです。

ぼくには数字が風景に見えるぼくには数字が風景に見える
(2007/06/13)
D. タメット

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かつて読書感想文に選んだ本。よみやすくて、おもしろいです。

妻を帽子とまちがえた男 (サックス・コレクション)妻を帽子とまちがえた男 (サックス・コレクション)
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