夜思比売の栞 天帝のつかわせる御矢   古野まほろ

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2008'01.13 (Sun)

天帝のつかわせる御矢   古野まほろ

古野まほろ氏は酉年らしい(巻末の著者紹介より)

同い年か12歳上か……というところが妥当だと思われる。
我ながら単純だけど、ガンネタがひょいひょいと盛り込まれる辺り、おんなキャラの作り方、硝子のように繊細な主人公、場のキメ方……私はきっとタメだと思っています。

なので、お嫁さんにしてくださいっ!!\(^O^)人(^O^)/

もう大好き♪
としか言えない(笑)

「天帝のはしたなき果実」に続く「天帝のつかはせる御矢」
大体、あの終わりからどう続けるんだ・?と不審に思っていましたが、やっと読めました。

私は分厚い本大好きな上に、癖のある文大好きなもので、嬉嬉として飛び付く類いの小説ですが、多分嫌いな人の方が多いことでしょう。
確かに、変な文体に、パラレル日本の世界、なによりあのルビの多さ!
フランス語イタリア語ドイツ語英語中国語?
言語系さっぱしなので正しいのかどうかも分かりませんが、SHの歌詞なんて比べられないほどの異読みですね。拒絶感はまったくなかったな……森茉莉好きだし。
だって、つまらない文でつまらないこと物語るなんておよそ最低の本じゃない? なので文体の見た目の突飛さで弾いてはダメです。

読んでみると、意外にはまります。のりがよくてリズミカル。まんが読んでるみたい。
普通の、横にルビあんまりない小説読むとそっちのが変に感じるくらいです。

それにちゃんとミステリらしく、フェアで、伏線はりめぐらしで、超豪華特急内という閉鎖空間で、ばらばら死体で、双子なのです。
なぜか主人公まほろのホモ度が上がっていました。いい意味で。

お決まりなのか、最後は推理合戦。
↑これはこれで面白いけど、これをすると誰が犯人でも意外性はないかも。
難易度はそれほど高くないミステリで、出された条件を素直に解釈すればいい感じかな?
ラストにはまた超自然的な展開が待ち受けており、人間がゴミのようでありました。メタだからか?≠いやいやんなこといったら笠井潔先生に叱られる。

おもしろかったので、このまま、このノリで「天帝の愛でたまう孤島」へいくことにします。


天帝のつかわせる御矢天帝のつかわせる御矢
(2007/06/08)
古野 まほろ

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