アンドルー・ラング世界童話集の第11巻の「くさいろ」です。
スルタンとか、イスラムっぽい話が多めでしょうか。
どちらかというと地味で、派手な盛り上がりがない話が多かったような気もする……。
王子や王女、若者が苦難を乗り越え冒険する〜というよりは、その周りの親とか家族とか家来とかが頑張っちゃって、主人公は形式的に守らなければならないことを最低限やって、ハッピーエンド、みたいな・笑
多少、楽そうではありました。
「小人の王さまロクの話」は、幼い子供を半分誘拐みたいな感じでさらってきて、大きくなったら花嫁にしようと大事に育てる小人の王様が泣けます。娘が年頃になっても昔の幼なじみの青年を忘れないので、その青年をオンディーヌから救い出す手助けをしてやるという……。
この娘と青年もたいして苦労はしてないし。
「そんな話があるもんか」「機織りの知恵」は短くてオチも分かるけれど、さっぱりと痛快でおもしろかった。
「ついにおそれを知った若者の話」では、幽霊に出会っても、命の危険にあってもおそれを感じなかった若者が、一体何におそれを感じるのか。それを楽しみにしながら読みました。
「ジャッカルか、それともトラか」は全く似たような話を聞いたことがなくて、特に美しい娘の足や腕を切り落とさなければならないところがいろいろすごい。
「がまんは一生の宝」「物言わぬ王女」もおもしろかった。
寝る前に童話を少し読む、と、気分が落ち着いて寝やすくなるような気がします。
子供みたいですが。不眠の方はいかがでしょう。