夜思比売の栞

誕生日なのに休ませないで《遺言》を歌わせます

2010.02.09 *Tue
どうやら本年も、国王生誕祭の開催が決定したようです!!

わーい!わーい!ヽ(´ー`)ノ
ついこの間、生誕祭やったような気がするんですが、もう一年経つのですね←全然経ってねぇよ騙されるなw
行っけるかな〜行っきたいな〜♪
今年はちゃんと19日が入るのですね!そして初めての休日!

てゆーか……代々木体育館?(´・ω・`)
それって、NHKホールの近くのあれですか?
生誕祭09の時にはドリカムがやってたところですか?

……キャパ広くないですか?どきどき
国歌でローラン体操でも踊るんですか?←振り付けは募集。選考理由ももちろん発表されるw

確かに、昨年は生誕祭チケットが取れなくて。しかも第三次の追加みたいな救済措置もなくて。泣いたり暴れたりしましたが・苦笑
当日券目当てに、ダフ屋牽制しながら一日ねばったりして。それも今では楽しかった思い出ですけど。

しかし、これなら!チケ取れそうな気がしますね。
例え席が埋まらなくても、見に来たい人が全員入れるように……という王様の気持ちだったら嬉しいなッ☆
遠そうだから……ドリポみたいなスクリーンがあればいいのぅ。

でもまだ2月なんですけど……。
宮内庁、火曜日なのにお仕事ですか。
燃料投下ありがとうございました。
CATEGORY : Sound Horizon

罪・万華鏡 佐々木丸美

2010.02.09 *Tue
罪・万華鏡 (創元推理文庫)罪・万華鏡 (創元推理文庫)
(2009/12/20)
佐々木 丸美

商品詳細を見る


突然、周囲から見たらまったく理解できない状況で、心を病み、犯罪を犯す娘がいる。
なぜそのようなことをしでかしたのか。彼女達は異常者なのか。事件を原因不明のままに処理してもいいのか。
法廷で裁きを受ける前に、その心理を説き明かそうとする精神分析医の吹原の対話と調査を中心にした、連作短編集。



無駄なものを一切合切削ぎ落としたかのような、非常にシンプルかつ大胆な構造であり、文章であり、小説でした。慣れると妙にはまる文章を書く作家。
大仰で、装飾過多で、思い込みが激しくて、自滅するような精神性……に、どうも惹かれてしまうのは自覚してます・笑

例えば、この小説においては、加害者側の娘の仮名にはすべて「正」という漢字がつき、被害者側の娘の仮名には「魔作」がつく。「正子」に対して「魔作子」というふうに。
現実では、この小説程度の精神薄弱さでは罪を免れ得ないのではないか、と思うのですが、そんなことはどうだっていいのです。
要は、正と魔。善いものと悪ものがこれ以上にないくらいにはっきりとしている、という構造。
美しくて優しい娘が必ず報われるおとぎ話のようにいけば、世の中は平和なのに。そうはならないから、ずる賢い娘が虎視眈々と幸いを狙っているのだから、気をつけなくてはならない……。
というふうに穿って読むと、なんだか小難しい話になるのでした。

被害者側の娘「魔作」が、噂を流したり、誤解を与える言動を繰り返したり、悪意なのか偶然なのか判断のつかないような行動をして、「正」を加害者に仕立てあげたのだ……というのが真相として明かされる話ばかりなのですが。
歳のせいか性格のせいか、「正」の娘達よりも「魔作」の娘達の方に感情がこもりました。そして、本当に病んでいるのはこちらの「魔作」達の方ではないか。吹原医師が手を差し延べなければならないのは、魔を作り出している方ではないのか、という気になります。

「個」の線引きはどこまでも確固としてなされるべきなのか。それとも集団の中の一員として、溶け込んでいる方が良いのか。
自覚的にしても無自覚にしても、そこに「罪」という鮮やかでグロテスクなものを持ち込んだ時に、それが自分のものなのか相手のものなのか分からなくなり、混乱が生まれるのでしょうか。
加害者は誰で被害者は誰か状態。
向かいに立つ相手は鏡のように自分を映し出すけれど、たくさんの人に囲まれた時、鏡は増えてまるでミラーハウスのように自分が一人歩きしていく、と。
それは気持ち悪いかも……。
良い感情もそんなふうに増えていけばいいのに、と思わないではいられない読後感でした。


キケン 有川浩

2010.02.08 *Mon
キケンキケン
(2010/01/21)
有川 浩

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成南電気工科大学の部活の一つ……機械制御研究部。
略して機研→キケン。
爆弾魔のユナ・ボマー上野と大魔神・大神率いる、その輝かしくも凄まじい黄金期の伝説の数々……。
それらに振り回されながらも、逞しく成長する一般的な後輩達。
これは、正しくも馬鹿馬鹿しい青春ストーリーである。



え、新潮社なんだ?と軽く驚きました。
戦いあり、馬鹿あり、甘恋愛あり、順当なスキルアップあり……の、極めて真っ当な青春小説の短編連作集です。
登場人物的には男祭ですが、あくまで女子から見た男子、という感じで、男臭さとかはあまり感じません。
ああもう、男子ってかわいいよね!で、すべての話の感想が終了してしまうくらいの勢いです。

最近の、いわゆる甘甘路線から一般的なエンタメ路線を探求している〜有川浩の中では、一番好きでした。
いろんなエンタメ要素を突っ込んで、読みやすく楽しく、ぐいぐい引っ張っていってくれる魅力はそのまま。ただ楽しいだけではなくて、締めるところは締める。譲れない一線の存在をアピールしつつ、説教臭さは最低限、でも言いたいことはちゃんと言っちゃう。
ものすごく統制された文章にして、小説だなぁと。
この作者の意図通りに操られるのは、そんなに嫌ではない……のは、ある意味信頼してしまっているのかもしれません。

若人は若人で楽しく読めるでしょうが、大人は大人でいろいろ思うことがありつつも楽しく読める、のではないでしょうか。
リアルタイムで学生時代の馬鹿話を追いかけているのではなくて、大人になって、このキケンの中の誰かが奥さんに当時の事を話している、という形式になっています。
昔の話を楽しくできる相手がいる、というのは良いなぁとこれだけでもしみじみとするのですが。
最後に、あの場所はもう自分達の場所ではない、という仄かに寂しい気持ちを持ちながら、懐かしいあの空気に出会いに行った時。
不覚にも胸がつまって、泣くかと思ったわ!だって、あれはむしろ奇跡というレベルだと思うぞ!

という訳で、もうきらっきらしてて苦しくなるくらいの青春の残照小説でございました。
「自爆禁止」に一番笑ったわ。

かーかん、はあい 子どもと本と私2 俵万智

2010.02.06 *Sat
かーかん、はあい 子どもと本と私 2かーかん、はあい 子どもと本と私 2
(2010/01/08)
俵 万智

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歌人の俵万智自身が、子供に読んで面白かった本やウケた本を紹介していくという、朝日新聞の記事をまとめた本の2冊目。
1冊目の「かーかん、はあい」では2才だった筆者のご子息も、もう来春は小学校とのことで。
まったく、ひとさまのお子さんの歳にこそ、月日の流れとは感じるものですねぇ。

前作で取り上げられていた本は、赤ちゃん絵本や幼児絵本といったものがほとんどで、昔からあるのにしろ新しいのにしろ、基本というかオーソドックスというか。
私でも見知っているのが多かったように思います。
ところが2冊目では、知らない本ばかりで・笑
本のタイトルを知らないだけではなくて、へぇ〜こういう本があるんだ〜みたいな。
穴が空いてるところを塗るとか、模様を書くとか、参加型?所有して楽しむ的な本?をあまり知らないので、とても新鮮でした。
物語だけじゃなく、言葉とか世界の国々とか自然とか、興味が広がってくる年頃なので本も多種多用にあるのでしょうか。

買って愛読するもよし、借りて多読するもよし。
好きな分野のことを知ろうとする時に最も身近なのが本だろうと思うので、子供達にはたくさんの本と出会う機会が、当たり前にあってほしいですね。

各章に俵万智の短歌が一つあるのですが、成長していく子供への頼もしい気持ち、仄かに寂しい気持ちが表れていて、妙にしみじみとしてしまいました。

猫 大佛次郎 有馬頼義 他

2010.02.05 *Fri
猫 (中公文庫)猫 (中公文庫)
(2009/11/24)
大佛 次郎有馬 頼義

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猫と生活を共にし、猫を愛した作家達が綴った文章をまとめた本「猫」を五十年ぶりに作りなおしたという本です。
クラフト・エヴィング商會がデザインをし、おまけの話をつけ足しています。

古い文章、あるいは文豪は、読みにくいので敬遠しがちなんですけど。
こんな愛すべきレトロさとかわいらしさ溢れる文庫になると、思わず手に取りたくなってしまいます。
猫好きにはたまらない本でしょう〜。

飼ったこともないのに適当なことを言いますが、猫は、「飼う」というより「いる」って感じがします。
時間の流れのずーと側にいる訳ではなくて、一点一点に「いる」という感じ。
なので、「はじめに」にあるように、しっぽを捕まえるのですら時には困難だったりするのかもしれません。
そんな謎めいた猫様に仕える愚かな人間共のお話です。
寝そべっていたり、仔を産んでいたり。昔はおおらかだなぁ……ということも思いました。
あと、猫も可愛いけど、猫を飼っている人自身も可愛いような……・笑


夜々の裏表紙



プロフィール

Author:鳩羽
推理小説多めの読書日記。
児童書からサンホラ考察のための本まで、なんでも読みます。
傾向は読書メーターを見てもらえれば分かるかと。
最近まじめに粗筋も書いて……る?

Sound Horizon関連のライブレポ、考察、SS、悪ノリ記事もたまに(たまに?)あります。
この辺を読んでもらえると跳びはねて喜びます。
地道に地方ローランとして応援中〜
d(◆_◆)

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拍手、コメはいつも嬉しがってます!
ありがとうございます!



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